菊芋サプリのイヌリン効果とは
菊芋をサプリメントにしたものが、菊芋サプリですが、その菊芋サプリの評判が昨年あたりから急上昇しています。
では、その人気の秘密とは・・・
- 血糖値やヘモグロビン A1 c (HbA1c)を下げるので糖尿病の予防になる
- 糖の吸収を抑えるのでダイエット効果がある
- 腸内環境を整えて便秘を解消する
このような効果に期待出来るということで、評判が高まっているということですが、本当にどうような効果があるのか?
これについてレポートしたいと思います。
もくじ
菊芋に含まれているイヌリンの評判
まず、最初に菊芋に含まれているイヌリンという成分は血糖値を下げて腸内細菌を増やす効果があるとテレビで放送されてから、急激に評判が高まりました。
(2015年6月10日放送(NHK)の「ためしてガッテン」で紹介)
「ためしてガッテン」の詳細は別記事の「ためしてガッテン イヌリンが糖尿病を防ぐ!」をご覧ください。
そして、2018年に至っても菊芋の話題はさめず、今もなお人気があるということです。
これって、興味深いことですね。
・・では、菊芋って何なの?
ということからお話しますね。
菊芋って何なの?
菊芋は植物(野菜)です。
芋がついているので、お芋さんの仲間かと思う方が多いと思いますが、イモ類ではなくキク科の植物なので、ごぼうやレタスと同じ部類です。
菊芋には、イヌリンという食物繊維がたっぷり入っていて、このイヌリンが先ほど述べた、糖尿病の予防やダイエット、そして、腸を整える効果があるということです。
そのイヌリンですが、菊芋以外に、ごぼうやひじきにも入っていますが、菊芋がダントツに多く含まれています。
これについて比較すると、乾燥ごぼうが100g中30gに対して乾燥菊芋は60g近く入っています。(生の菊芋は15g〜30g程度含有)
そして、菊芋は水溶性食物繊維が多く含まれていて糖質ですが、身体に吸収しない特殊な糖質なので、ダイエットにも良いということです。
では、次に、もう少し掘り下げて紹介しますね。
菊芋成分のイヌリン効果
菊芋に含まれているイヌリンが良い効果をもたらすということですが、水に溶ける水溶性食物繊維なので、体内に補給すると粘性があり消化器内をゆっくり移動します。
その結果・・・
↓
1)糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。→「糖尿病予防」
2)お腹をすきにくくしたり、食べ過ぎを防ぐ効果がある。→「ダイエット効果」
3)コレステロールや胆汁酸を引き寄せる効果があり、体外へ排泄させる。→「脂質異常症対策」
4)小腸から大腸へ移動すると分解されて、ビフィズス菌の餌になるフラクトオリゴ糖に変化する。→「便秘対策」
これらは、主な働きです。
血糖値やHbA1cを下げて糖尿病の予防
私は特にイヌリンが優れていると思う点は、腸内にある、インクレチンというホルモンを正常化させることです。
これは、食事をしたものが腸内に届き、吸収されると同時にインクレチンが分泌されます。
この、インクレチン分泌がすい臓に伝わって、インスリン分泌を促します。
これによって、血糖値の急上昇を抑えることが出来るということです。
つまり、食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きがあるということです。
この効果に期待して、多くの糖尿病予備群の方がイヌリンサプリを購入されていますね。
今までは、難消化性デキストリンやサラシア配合のサプリメントを飲まれていた方が、菊芋サプリに移行しているのは、インクレチン効果とイヌリンが大腸に移動したときにフラクトオリゴ糖に変化して善玉菌のエサになるという2つのメリットがあるからだと思います。
これによって、血糖値やHbA1cの対策・・つまり糖尿病予防に期待出来るということです。
インクレチンについての詳細は以前のブログ記事「インスリンスイッチの正体は?」をご覧ください。
そして、イヌリンが糖尿病の予防になるという試験結果は下記を参考にしました。
菊芋が高血糖者の血糖関連指標に及ぼす影響
http://www.tounyou.co.jp/about/pdf/file_02.pdf
糖の吸収を抑えてダイエット効果を引き出す
菊芋のイヌリンは食物繊維ですが多糖類です。
つまり、糖類ですが、体内吸収しない糖ということと、水溶性食物繊維なので、先ほど述べたように「水分を吸収してカサを増やしゆっくりと腸を移動する」ので、炭水化物などの糖質やコレステロールを巻き込んで移動します。
つまり、糖の吸収を妨げることになります。
糖が吸収しないとなると、脂肪がつかないですね。
これは、ダイエット出来るということになります。
詳しくは別記事の「イヌリンのダイエット効果とは?」をご覧ください。
腸内環境を整えて便秘を解消する
イヌリンは大腸に移動した時に発酵・分解されて、フラクトオリゴ糖に変化する・・・
そして、ビフィズス菌を増やす・・・つまり、善玉菌のエサになるということですね。
これによって、便秘が解消されますが、便秘になると、大腸には悪玉菌が優勢な状態になります。
悪玉菌といえば、有害物質が充満している状態です。
この、有害物質が充満している状態では、排便する代謝活動は出来ません。
これを便秘症といいますが、イヌリンの最終段階でフラクトオリゴ糖に変化することで、便秘をサポートするということです。
フラクトオリゴ糖と便秘の関係についての試験結果は下記をご覧ください。
フラクトオリゴ糖摂取が健常人の腸内細菌叢. および便通に及ぼす影響
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim1987/6/2/6_2_143/_pdf
イヌリンとアトピーの関係性
イヌリンを補給していると、アトピー性皮膚炎を抑制出来るようです。
これは、イヌリンが直接、アトピーに作用するのではなく、腸が関係してきます。
私もアトピーですが、今や、ステロイド薬などの塗り薬でアトピーを解消することは、まず無理です。
というのは、アトピーは、全身の炎症だからです。
そして、アトピーは、腸壁のバリア機能が低下することによってアレルゲンが血液中に流れ出ることによって炎症を起こすそうです。
なので、イヌリンの水溶性食物繊維のパワーで腸内環境を整えれば、アトピーを抑えることができるのです。
もともと、腸は炎症を起こさないものですが、現代の食べ物や添加物によって、間違った免疫反応を起こしてしまうそうですが、これも、腸内細菌が関係していると言われています。
よって、善玉菌が悪玉菌よりも優勢になって適切なバランスを保つと、間違った免疫反応は起こらず、アトピー症状が抑えられるのです。
菊芋をサプリにする理由は何?
菊芋に含まれているイヌリンは優れているので、 実際、菊芋を買って食べることが一番いいと思います。
でも、菊芋はスーパーなどで売っていません。
地域によっては、道の駅などで販売している場合もあるそうですが、ほとんど市販されていないですね。
また、菊芋は冬にしか売られていないようで、デメリットとして腐りやすい野菜でもあります。
なので、1年中食べ続けることは不可能に近いですね。
さらに、実際、私は菊芋を食べた経験がありますが、独特の匂いがあり、どろっとしていて甘いので、決して美味しいものとは言えません。
これを、毎日食べ続けるということは結構厳しいですね。
そこで、菊芋をサプリメントにしたものを購入することになります。
サプリメントだったら、お水で飲むだけなので簡単です。
菊芋サプリの種類と食べ合わせについて
菊芋サプリは粉末と粒のものが売られていますが、好みで選べばいいと思います。
粉末だったら、主に料理に加えて食べるというスタイルがいいですね。
粒の場合は、持ち運びが出来てどこでも飲めるのが便利です。
ただ、食べ合わせというか・・・
イヌリンの働きを弱くする食べ物があります。
それは、キウイやパイナップル、パパイヤなどのフルーツです。
また、アルコール類も控えた方が良いと言われています。
キウイやパイナップル、パパイヤなどのフルーツと菊芋の食べ合わせが良くない理由は、酸味のあるフルーツと甘みのイヌリンとの組み合わせだと思います。
これらは、正反対に働きかけることと、キウイなどは、プロテアーゼ酵素が含まれているので、消化器官に負担をかけるそうです。
よって、酸味のあるフルーツは炭水化物やタンパク質と一緒に食べるのが良いとされています。
菊芋サプリはイヌリンプラスがおすすめ
ところで、菊芋サプリでおすすめを紹介しますね。
私が選んだ、菊芋サプリはイヌリンプラスです。
イヌリンプラスはルックルックという会社が販売しているので、正式名は、「ルックルックイヌリンプラス」といいます。
では、なぜ、イヌリンプラスをすすめるのか?
という理由は・・・
- 食物繊維の含有量が多い(1袋に46000mg)
- イヌリン以外に玉ねぎ、ナットーキナーゼ、乳酸菌、サラシア、桑の葉など、血糖値対策になる素材が多く入っている
- 2980円で購入出来る特典がある
- 菊芋は長野県産の無農薬栽培のものを使っている
- 製造は医薬品レベルのGMP工場で製造している
- 1日の出費が128円という安さが魅力
このような理由でイヌリンプラスを飲んでいますが、私のレビューも公開していますので、是非ご覧ください。
↓
イヌリンプラスの配合成分の詳細は「ルックルックイヌリンプラス 成分が決め手!」をご覧いただければすべての成分の詳細を紹介しています。
菊芋の栄養価とは?
では、菊芋の詳細情報を記載しておきます。
下記は、菊芋100g中のビタミン・ミネラルの含有量です。
- カリウム 630mg
- カルシウム13mg
- マグネシウム 13mg
- リン 55mg
- 鉄 0.2mg
- 亜鉛 0.3mg
- 銅 0.16mg
- ナトリウム 2mg
- ビタミンB1 0.07mg
- ビタミンB2 0.05mg
- ナイアシン 1.7mg
- ビタミンB6 0.05mg
- 葉酸 7ug
- パントテン酸 0.41mg
- ビタミンC 12mg
- ビタミンE 0.1mg
この内容は下記サイトからの引用です。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/05031802/002/002.pdf
↓ルックルックイヌリンプラス関連記事はこちら↓
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タグ:菊芋サプリ
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